2023年2月14日 15時23分
次の日の植樹式で初めて大町西小学校を訪問しました。標高730mある場所に
建てられた小学校で、スカイツリーより高いとのこと。アルプスの絶景を背景にした桜たちは
とても伸び伸びとしていて、満開の桜の姿が想像出来ました。紅葉した葉も散り始め、
冬の準備を始めた桜の姿も風情がありました。
植樹式には、地域から多くの方々が参加されました。大町西小学校に通う児童たちや、
母校だと話す親世代の方々もいらっしゃり、大町西小学校がどの世代の人にも
愛されていると感じました。また大町西小学校卒業生の衆議院議員務台俊介先生も
駆けつけ、母校への想いが籠もった祝賀スピーチをされていました。
また中原敏校長に小学校内をご案内頂き、立派な天井が配され講堂としても
使える体育館や、児童たちが自由に遊び木の実を食べられる「トトロの森」などを
見学しました。「私達には見えないところが子ども達にとっては遊び場所になり、
秘密基地になる」という校長先生のお言葉はとても印象的でした。
このような歴史のある愛された大町西小学校ですが、人口減少による学校の統廃合で、
廃校という決定が下された事を知りました。地域の方々が育ってきたこの学校が
廃校になってしまうことは、私も自分の事のように悲しい気持ちになりました。
しかし、大町西小学校は「地域の居場所」として再利用され残り続けるとのことです。
新しく植樹した桜と共に、地域の方々が愛し愛される場所として、この先も永く
生き続けることを心より願っております。子ども達に手を引っ張られて歩いた校庭、
植樹する時の土の感触、地域の方々とのお話など、今回の訪問では実際に行って、
触れてみて初めて分かる感触ばかりでした。五感で感じたからこそ分かる
地域の温かみを感じることができました。
お土産に、大町西小学校の桜の枝で作られたコースターと、伐採した枝で作った
燻製用の桜チップ、大町市の特産品の詰め合わせをいただきました。
帰宅後も大町市の魅力を思い出すことができることを大変嬉しく思います。
お世話になった方々に、感謝申し上げます。