
2012年8月6日 17時17分
翌日ビル会長は東京タワーに上り、浅草でお土産のショッピング。
夜には送別会の席上で「これからも日米親善に尽くすため、全米州協議会(NCSS )と日本さくらの会の関係が
一層向上するよう努力したい。今回各地で受けた歓迎は一生忘れられない素晴らしいものだった。
日本人のおもてなしの心に感謝でいっぱいです。」と挨拶され、翌朝日本を後にされました。
見送りのリムジンバス乗り場で出発を待つ間、これからも金環のような日米の友好関係が続くという
象徴のように世紀の金環日食が見られ、ビル会長の日本滞在に最後にもう一つ花が添えられました。
2012年8月3日 12時08分
各地で里帰り桜植樹式を終え、せっかくの来日の思い出にとビル全米州協議会会長を
日本さくらの会常務理事らが日光に招待し、日本の伝統や文化を楽しんでいただきました。
日光江戸村で花魁ショーを見学したときのこと、「会場のお客様にお手伝いいただきます」
というアナウンスの後、ビル会長が突然大石内蔵助役に指名され、舞台に引き上げられました!
変装してセリフも二言三言。見事な演技に会場からも拍手喝采。「ヨキニハカラエ」と
舞台で覚えた日本語を気に入り、その後も場面に応じて繰り出していらっしゃいました。
東照宮では宮司さんに案内してもらい、その建築様式や細かいレリーフに感嘆し、
日本の歴史の重みに敬意を払っておられました。
2012年8月1日 10時35分
メリッサさんを見送った後、ビル会長は横路日本さくらの会会長を表敬訪問するために
衆議院議長公邸を訪れました。
横路会長が東北大震災時アメリカの瞬時の援助に謝辞を伝え、親善交流の大切さを述べたのに対し、
ビル会長は桜の寄贈への感謝を述べ100周年を迎えられたことは驚異で、
人々の桜への思いは国境を越えていることを証明したと話されました。
また会長が衆議院議長であることも日本さくらの会が素晴らしい団体であるゆえんなので、
アメリカもそれに習って下院議長に全米さくらの女王を選んでいるNCSS(全米州議会)の会長に
なってもらえるように努力したいと抱負を述べられました。
その後ビル会長は横路会長に会えて光栄だと話しながら公邸の美しい庭を散策し、
日本での公式行事の成功を噛み締めておられました。
2012年7月23日 10時12分
一連の式典を終え、静岡からひかり号に乗車。車中それぞれの地域の人たちの
里帰り桜への熱い気持ちと私たちを歓迎して下さるおもてなしの心をしみじみと感じ、
えも言われぬ充足感でいっぱいになりました。桜の木が育っていくのを見るのは
未来への希望であるし、その桜が日本とアメリカを往復したものであるならば尚更に
太平洋を飛び越えた民族のお互いの気持ちを察しあうことになるのでしょう。
翌日に大切な用があるメリッサさんはビル会長を残し、品川から直接成田へ向かい
一週間の初めての日本滞在を終えました。きっと彼女も同じように桜が果たす友好親善の意義を
身に染みて感じたことでしょう。ミスアメリカの最終選考に残っている彼女の健闘をお祈りし、
アメリカで日米友好のための広報活動を繰り広げてくれることを祈っています。
2012年7月15日 15時47分
5月18日静岡での里帰り桜の植樹式が興津生涯学習センターで行われました。
会場への移動中、静岡県の、いえ日本の誇りの富士山をワシントンのお客様に
お見せしたかったのですが、残念ながら雲に隠れていて姿を拝めませんでした。
会場では大勢の幼稚園児が旗を振りプリンセス達を迎え、また興津中学ブラスバンド部の
演奏による歓迎もあり、メリッサさんも日本さくらの女王小林さんも大喜び。
「植樹された桜は次の100年の友好の証になるでしょう」とウイリアム会長がメッセージを送り、
静岡の人々も深くうなずいていました。
植樹式は室内で行われましたがすぐにしっかりと大地に移し替えられたそうです。
静岡に里帰りできたのは5本だけなので、全部の桜がみんなの気持ちにこたえて大きく育ってくれますように。