
2012年7月13日 11時09分
伊丹での植樹式を終え、その足で次の植樹地静岡市に移動。まず県庁に伺い県知事を表敬しました。
川勝知事は全米州協議会会長、ワシントンさくらのプリンセスと日本さくらの女王一行を歓迎の上、
静岡の素晴らしさを流暢な英語で説明され、「静岡のお茶を一日6杯飲むと健康で過ごせます」と
美味しいお茶を勧めて下さいました。そのおかげか知事は年齢よりずっと若く見えました。
静岡市と里帰り桜のご縁は100年前にワシントンに送った桜が、園芸が盛んな静岡市清水区
興津地区で育成されたことによります。夜は清水区商工会のお招きで食事会が持たれ、この
ワシントンと静岡の縁について語り合い、お互いの理解を深めました。
2012年6月29日 14時02分
伊丹市は「ワシントンの桜は伊丹産」をスローガンにしています。というのも100年前日本から送った
桜の苗木は、荒川堤の五色桜を穂木(挿木や接木に使う枝)にして、接木される土台の木が
伊丹市の東野村で育てられたからです。台木が丈夫だと病害虫に負けない桜が育つことから、
ポトマックの桜が立派に育ったのも伊丹の台木が強かったからこそでしょう。
5月17日、その伊丹ゆかりの里帰り桜がワシントンさくらのプリンセスと全米州協議会会長、日本さくらの女王、
伊丹市長、米国神戸総領事、伊丹市議会議長などにより植樹されました。場所は間もなく開館する
市立図書館「ことば蔵」の庭。ウイリアムNCSS会長は「図書館に記念植樹をするのは素晴らしいことだ」と
おっしゃいました。海を渡り帰ってきた桜の意味することを思索の庭で考えることは
本当に素晴らしいことかもしれません。
2012年6月27日 09時57分
伊丹での植樹式前夜祭では「タミマル君」が愛想をふりまき、
宮水の産地でもある伊丹の地ビールや地酒がふるまわれ、
その中には桜を使った日本酒もあり、桜と地元を結ぼうとする郷土愛が感じられました。
アコーディオンの演奏に乗せてメリッサが美しい歌声を披露すると会場の熱気は最高潮に。
彼女がアメリカ国家を歌ったお返しに参加者が君が代を歌いみなさんの笑顔が輝く夜となりました。
2012年6月23日 16時22分
ワシントンDCさくらのプリンセス メリッサ・ユーセフさんとNCSSウイリアム会長は金沢での式典を終え5月16日
関西へ移動。その足で伊丹市瑞ヶ池公園で植樹を行いました。ここには90周年に里帰りした桜が植えられ、
立派に成長していました。池のほとりの公園はポトマック川のタイダルべーズンを思い起こさせるような雰囲気。
続いて日頃から日本さくらの会に協力してくださるモロゾフ(株)を表敬訪問。
本社が神戸にあるため長年伺うことができずにいましたが、ようやく念願が叶いました。
モロゾフ様いつもさくらの会に甘い贈り物をありがとうございます!
モロゾフでは大きなプリンをご馳走になりながら甘いものが大好きというウイリアム会長を中心に話が弾みました。
2012年6月22日 14時48分
日米友好親善の桜寄贈に貢献した高峰譲吉博士の偉業を称え、寄贈100周年を記念して「ワシントンの桜・
里帰り事業」が計画され2010年に実行委員会が組織されました。2011年3月に米国から日本に到着した
桜の穂木は母樹園で立派な若木に成長し、今年5月15日に博士の故郷である金沢市と生誕の地高岡市で
「ワシントンの桜・里帰り事業記念植樹式」が開催されました。式典には植樹式に参加のため来日の
ワシントンさくらのプリンセス、メリッサ・ユーセフさんとNCSS(全米州協議会)会長のウイリアム氏、
日本さくらの女王、日本さくらの会役員が招かれ、実行委員長である北國新聞社会長、石川県知事、
金沢市長、高岡市長、高峰博士の縁者達と共に未来へ向けての想いを込めて「里帰りの桜」を植樹しました。
里帰りの桜が植栽された金沢城址公園も、高岡市高峰公園も市民の憩いの場として親しまれており、
常に桜の成長を見守る事が出来るところです。両市では折に触れて高峰博士の偉業を次世代に伝えていく
機会を設けています。里帰りの桜と共に高峰博士の国際親善への想いも大きく広がり育つことでしょう。