2024年7月5日 11時48分
こんにちは、さくらプリンセスの神戸さくら呼です。
4月22日に福島県猪苗代町のリゾートホテルリステル猪苗代にて
開催された「リステル猪苗代国際親善桜植樹式」に工藤シャペロンと
参加して参りました。リゾートホテルリステル猪苗代が、1998年より
さくら振興活動の一環としてさまざまな国との友好親善をはかる目的で、
さくらの植樹式を始められたのだそうです。
本年のパートナー国はウクライナでした。コルスンスキー駐日ウクライナ大使と、
さくらインターナショナルプリンセスでウクライナ大使館3等書記官の
インナ・イリナさんをはじめ、ウクライナ大使館の方々も出席されました。
植樹式に参加された方々から、戦争や紛争がもたらす犠牲や苦しみについての
胸に詰まるお話を聞き、私も改めて一刻も早い平和と復興をお祈りしました。
このような国際交流の機会があることは、世界が直面している現状を知る
大変貴重な場であり、平和を実現するために皆で同じ思いを確認し合い、
一緒にさまざまな問題解決に向けて積極的に行動していくことが、とても
大切なことだと思います。
植樹式の後に開催されたレセプションでは、インターナショナルプリンセスの
インナ・イリナさんが、「ウクライナと日本の共通点に、さくらがあり、
ウクライナでは自宅のお庭にさくらの木がある家庭が多い」というお話を
してくださったことが印象的でした。ウクライナでも家庭に和みをもたらす
さくらを、今回日本とウクライナとの交流の場で植えられたことは、国境を
超えて友好と平和への祈りが象徴されたように感じました。
植樹式、レセプションには東京からツアーを組んださくらの会会員有志も
参加され、猪苗代町の地元の方々と和やかに交流されていました。
2024年6月28日 22時31分
昼食後は台北へ戻り、日本台湾交流協会台北事務所代表の片山ご夫妻主催の
夕食会にお招き頂きました。工藤委員が上海在住の頃、上海総領事をされていた
片山様に大変お世話になったとの事、さくらのご縁を感じました。
片山代表は九族文化村の黄企画部長と今後の台日文化交流をどう
発展させていくか等を話されていました。片山代表がお仕事で
滞在された国々のお話も伺い、外交官から直接学ぶ貴重な機会となりました。
ご夫人から頂戴した「いつまでも美しい花を咲かせてください」
というメッセージは私の宝物です。
その後、第9代日本さくらの女王を務められた木暮さんとお会いしました。
木暮さんは台湾の医師と結婚され、台湾在住は30年を越えたそうです。
夜景の美しい場所にご案内頂き限られた時間の中で、「ここからの景色が素敵なの」
「ここで写真を撮るといいかも」「お茶とケーキはこれがオススメ」「疲れてない?」と
お気遣い頂き優しくおもてなし下さいました。
この5日間、会員の皆様や先代女王方が繋いでくださったご縁に感激するばかりでした。
選出大会で第29代女王を務められた油原さんから「これは私だけでなく、色々な方の
想いが詰まったものです」とサッシュを受け取った時のことを何度も思い出し、
その意味を実感しています。日本の国を代表する花であり、海を超えて世界各地でも
愛されているさくらの象徴として活動できることを心から誇りに思います。
2024年6月27日 22時28分
19日の午前中は九族文化村の園内をご案内頂きました。電動カートに乗り、
種類別に植えられた桜のブロックを巡りました。特に、紅色に近い濃いピンク色の
台湾緋桜は圧倒的な華やかさで、さすが台湾独自の桜という存在感を示していました。
強い色調のこの桜は、抜けるような台湾の青空に良く映え、来園者を魅了しています。
日本からのソメイヨシノも大切に育てられ、そそとした姿が心に残りました。
九族文化村はアミューズメントパークなので、色々なアトラクションが有ります。
その中で、ローラーコースター他いくつかに乗せて頂き遊園地気分を味わいました。
2024年6月24日 15時19分
翌18日の午前中は桜の植樹式で、九族文化村で開発された「雪櫻」を園内に植えました。
花は種類によって色や咲き方が異なり、雪櫻も普段私達が目にする桜とは趣が違います。
九族文化村には台湾独自の「台湾緋櫻」を中心に富士桜、寒緋桜、ソメイヨシノ、枝垂桜、
そして新品種の台湾雪桜がエリア別に植えられています。来園者が少しでも長く桜の時期を
楽しめるように、咲く時期が異なる色々な種類の桜を植えたそうです。
昼食は「桜の森のレストラン」という雰囲気の園内に設営された食卓で。ヴァイオリンと
ピアノの生演奏で森山直太朗の「さくら」を聞きながらフレンチを楽しみました。
台湾紅茶を淹れるパフォーマンスや中国茶の茶道も披露されました。各所から招かれた
ゲストの中には、数代前の日本さくらプリンセスと共に行事出席をされた方もいらっしゃいました。
彼女が未だ幼少の頃、日本から来たさくらプリンセスと一緒に写真を撮ったり歓談したことは
とても素敵な思い出になったそうです。先代の日本さくらの女王をご存じの方々にお会いし、
日台の暖かなさくら交流の歴史を感じることが出来ました。
昼食後、一般の来園者と共に民族舞踊を観覧しました。九つの部族がそれぞれの民族衣裳を纏い、
伝統的な舞踊を披露する広場には家族連れが多く、ここが重要な学びの場になっている
ことが解りました。公演後は演者の方々のパレードに参加させて頂き、折々に来園者と
写真を撮ったり握手をしたり、華やかで楽しい交流を体験しました。別会場でのナイトショーも
観覧し、ファイアーダンス等バラエティーに富んだ舞台を堪能しました。
終了後は滞在ホテルオーナー主催の夕食会にご招待頂き、ご家族を交えた和やかなひとときを
過ごしました。ご子息と友人は近々大阪を訪問されるとの事、日本が身近で親しまれている
国であることが感じられました。
今日はマスコミ数社の取材も受け、報道されるニュース番組や記事に登場する自身の姿を見て、
活動が形になる瞬間に感動しました。
2024年6月19日 16時16分
翌日は晴天に恵まれ、初めて見る台湾緋桜が咲き誇って青空に映える姿に感動しました。
開幕前のアトラクションとして優雅な群舞が演じられた後「我愛櫻花 花狩護櫻宣言」
(桜を愛し桜を守る宣言)の式典が始まりました。九族文化村会長の張協勝氏のご挨拶の後、
南投県代表の祝辞、工藤委員による日本さくらの会蓮實理事長メッセージ代読に続き、
私は日本さくらの女王としてお招きを頂いたお礼のスピーチをしました。
日本側の来賓として大使格である経済所代表の片山和之氏が、日本と台湾の友好親善が
桜で結ばれることの喜びをお話されました。
櫻愛護宣言に引き続き、九族文化村と風光明媚な湖である日月潭を結ぶロープウエイの
ケーブルカー命名式が行われました。日本さくらの女王誕生30周年を祝し、
ケーブルカーにはさくらの女王のイラストが描かれ「櫻花女王号」と名付けられました。
さくらを通じた台日友好を象徴するこのケーブルカーは床がスケルトン仕様になっており、
九族文化村の桜を上空から観賞する事が出来、感銘を受けました。
試乗の後は片山代表ご夫妻と一緒に昼食会に出席しました。テーブルには
南投県(九族文化村の所在地)の郷土料理が並べられ、さくら祭り期間に
供される「水沙連」というさくらの香りがするビールが準備されていました。
昼食後は南投県政府交通部「日月潭向山遊客中心」(日月潭ビジターセンター)の
簡慶發所長を表敬訪問しました。この建物は日本の團紀彦建築士がデザインしたもので、
観光名所にもなっています。歓談後、日月潭周遊のクルーザーに乗船し、
湖の歴史や台湾の水力発電の60%を占める水源で有ることなどのお話を伺いました。
また、湖が位置する南投県魚池郷は紅茶の産地として有名で、日月潭の紅茶育成には
日本人が大きく貢献している事を知り驚きました。
夕食は滞在ホテルの屋外レストランで行われ、日台交流の関係者が多く集まり
とても賑やかな交流夕食会となりました。台湾観光処の陳志賢氏や台日交流高座之友会の
副会長の王坯春氏ほか、お集まりの方々から日本への熱い思いを伺い感動しました。