2012年10月8日 10時28分
話はまた5月27日の全米さくらの女王来日行事に戻ります。
エリザ・シドモアという方をご存知でしょうか。彼女がいなければワシントンに桜が植えられることは
無かったでしょう。彼女は旅行作家で世界各地の旅行記を記していますが、桜の下ではすべての人が
笑顔になる日本の風景を見てどうしても母国にこの文化を伝達したいと、タフト大統領夫人に
桜をポトマック川堤に植えることを進言していたのです。
彼女の熱意に多くの人が協力し、今から100年前無事ワシントンに日本から桜が届けられたのです。
シドモア女史は兄が駐日総領事として母と共に横浜に滞在していたことから、横浜に縁が深く、
今は横浜外人墓地に眠っています。
日米桜の女王はさくら交流の端緒を開いたシドモア女史に敬意を表して墓前に花をささげました。