2023年4月27日 12時01分
皆様こんにちは。日本さくらの女王の油原さくらです。
今回のフレンドシップエクスカーションでは、私は8日のホテルリステル浜名湖での
植樹式から参加いたしました。植樹式では、三ケ日観光協会会長、中村健二様の
スピーチがとても印象的でした。
「海外に留学した時、外国人に『日本人はなぜお花見をするのか?』
『なぜ梅ではなくさくらなのか?』と聞かれたが、答えられなかった。」
「その『なぜさくらなのか?』を考える時にいつも思い浮かべていたのは、
父とよく見て楽しんでいたこの『三ケ日のさくら』だった。今回の植樹式で、
この思い出深いさくら並木が復活すると思うと本当に嬉しい。」
というものでした。この話を聞いて感動し、私は自然と涙を流していました。
そして、私自身、「なぜさくらなのか?」と考えるようになりました。
「お花見はなぜ梅ではなくさくらなのか?」への答えを調べてみると、
歴史的な由来や、さくらの語源そのものの由来などが挙げられるそうです。
しかし根幹には、「さくらには、『あの時』の『あの人』との思い出がつまっている」
ということです。さくらを見るだけで「誰か」との「あの時」の思い出が蘇り、
さくらが毎年咲くことで、さくらが人々の心の拠り所になる。だからこそ私達は
お花見をして、毎年さくらを見て安心し、思い出を新たに作っていくのではないかと思います。
そのような誰かを思う「思いやりの心」は、日本人の心を象徴しているのではないでしょうか。
このような「日本人の心」を象徴するさくらを国内外に広める役割を果たせている
ということに誇りを持ち、今後とも発信していきたいです。
また、「瀬戸のさくら復活プロジェクト実行委員会」は、今後もさくらの植樹や
老木の植え替えに取り組んでいくそうです。1年を通してさくらの手入れや
植え替えをしてくださる地域の方々への感謝を忘れずに、
植樹したさくらがすくすくと育っていくことを心から願っております。
当日の様子は、静岡テレビ・静岡新聞にもご紹介・ご掲載いただきました。