2024年5月20日 12時31分
4月27日、今日は待ちに待ったポル・モコトフスキ公園でのワルシャワ市と
ワルシャワさくら財団主催「第一回ワルシャワさくら植樹式」です。
天気にも恵まれて、心地よい青空に公園の豊かな緑がとても美しい日になりました。
植樹式の場所に向かうと、多くの人が集まって下さっていました。日本のおにぎりや
餃子、大使館からもスイーツの出店が出ていて、さくらだけではない多くの
日本文化を感じられるイベントになっていました。
日本大使やワルシャワ副市長、公園の園長、ワルシャワ市職員の方、
お集まり頂いた皆さんにご挨拶をして、記念すべきこの日を皆で祝いました。
植樹には多くの方がご協力くださり、老若男女でスコップを持ち、土をかけ、
水をやり、十数箇所にさくらを植えました。ワルシャワさくら財団のバビックさんは
この植樹が念願だったということで、たくさんの方の思いと協力があって
ポーランドの地に新しいさくらの命が芽生えるのだと心が暖かくなりました。
また同時に、この記念すべき第1回の植樹に携われることを誇りに思いました。
そして何より、集まって下さった多くの方が日本語で話しかけて下さったことを
大変嬉しく感じました。ポーランドでもさくらや日本語、様々な日本文化が
愛されていることを肌身で感じました。さくらを通じて国境や年代や性別を
超えて素敵な交流ができると知れたことは大変な喜びでした。
皆さんと出店のおにぎりやスイーツも楽しみ、日本の味を思い出しながらも、
ポーランドの食文化と融合したバラエティの豊富さにも驚きました。
公園に訪れた多くの人が笑顔で日本のさくらや文化を楽しんで下さったおかげで、
私も心の底から笑顔になれました。今日出会ったすべての人に感謝すると共に、
今日感じた喜びや感動全てを大切な思い出としていつまでも残しておきたいと
思いました。今日植えた桜が、末長くポーランドの人々の心を癒すものとなるよう
祈っています。
植樹式が終わり、夜はバビックさんの経営する日本語学校「さくら」の先生方と
夕食をご一緒しました。その後、サスキ公園を散策し無名戦士の墓を訪れました。
この墓を守る衛兵と灯り続ける炎は、戦死者に対する人々の敬意を象徴している
ようで心打たれました。ポーランドの至る所に歴史を感じさせるモニュメントが
残っており、道を歩くだけでもたくさんの気づきが得られます。深い歴史を持つ
ポーランド・ワルシャワという街は私に様々な感覚を与えてくれる特別な街になりました。